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2018.06.11

第38回事例共有セミナーレポート(事例共有委員会: 専光寺雄大 )

WOMJ事例共有委員会の専光寺雄大です。
 
2018年5月23日、WOMマーケティング協議会「第38回事例共有セミナー」が東京都渋谷区にて開催されました。
 
■タイトル:「クチコミはキーワード検索だけではない!ユーザーを軸にした分析による効果的なブランディングの方法とは?」
 
■講師:株式会社ホットリンク(データアナリティクス部部長)佐藤弘和様
 
佐藤さんからは、これまでのクチコミ分析では行われなかったユーザーの「嗜好性」までを割り出す分析が、これからは求められるという現状を伺いました。

 

嗜好性分析のためには、SNS上での商品名分析だけではなく、商品名を投稿した人が、「何を語っているか」までを分析する話題語分析が必要であるとのことでした。
 
また、SNSプロモーションにおいては、単にバズらせるだけではなく、「共感」と「情報拡散」の両方が必要であり、それらを生み出すためには、企業アカウントの「エモい運用」を行うべきというアドバイスもいただきました。

拡散の構造としては
 
STEP1 コアファンが発信し、その周辺が伝播
STEP2 アーリーアダプタ層が情報をキャッチして拡散
STEP3 大手メディアにより、一般層に拡散
 
の3つの階層に分かれており、ブームを一過性で終わらせないブランディングとして、UGCを生み出したくなる環境作りが重要であるとのことでした。
 
最後に、ホットリンク様の独自のクチコミ分析を最大限に活かしたWEBプロモーションシステム「CutchaTV」を紹介していただきました。

最近のSNSマーケティングの事情を、過去のクチコミ分析と対比しながら、ご説明していただき、現在ユーザーに対してどれだけのアプローチが求められているのか考えさせられる非常に興味深い講演でした。
 
WOMJ事例共有委員会では今後も興味深い事例セミナーを実施していきますので是非ご参加ください。


 

【レポート執筆】:事例共有委員会 運営委員 専光寺 雄大
(株式会社フロンティアインターナショナル 第四営業本部 デジタルプロモーション部(4-DP))